女性労働力の活用


現在、多くの人材を求められている職業は、医療や福祉などの福祉事業や飲食店や小売業におけるサービス業が大半で、医療業界においても、医師よりも看護師の数が多く、また接客をともなうサービス業に至っては女性の募集の方が圧倒的に有利なのは間違いありません。
しかし、外貨を稼ぐことのできない内需産業や医療や介護などの福祉事業は、貿易による収入がなければ維持できません。
残念ながら、今の日本の貿易収入は、工業製品の海外移転による外国人労働者の労働力によって利益を産み、今の日本経済を支えています。
しかし、日本はEUやアメリカと違って、食糧自給率がとても低く、また工場を稼動する為のエネルギーも全て輸入に頼っています。
これからの産業の中心は、工業製品の製造ではなく、すでにITのソフト開発に焦点が充てられています。
しかし、日本の食糧でさえ、農家が国の保護を受けなければ運営が成り立っていかない今の日本は、根本的に生活物価の価格を抑えなければ、これからの時代に対応できません。
EUやアメリカを見ても、国の特別な政策を受けなくても農業は成り立っています。
ITによるソフト開発は、ネットによって国境の壁が無いため、自由な国際競争の時代へと変化しています。
その為、アメリカやEUではフリーランスとして働く技術者の数が増え、これからの時代の対応にあたっています。
この仕事は、男女の差別もなく、また自宅で空いた時間に自由におこなえることから、子育てをしながら仕事を行う主婦には、とても理想的な仕事です。
日本でも、フリーランスによる仕事の募集は様々あるが、現状は、仕事の報酬も薄く、なかなか成立しないのが現実です。
少なくとも、農業による生産が国際競争に対抗できるだけの物価が実現できなければ、この分野の仕事も成立しません。
育児中の母親の潜在的な労働力を活用できれば、産業の活性化につながるのではないでしょうか。